有給休暇を前に「これから何をしよう」と考えた日【定年退職まであと33日】

定年までの記録

「これから何をしよう」に、答えが出ない。定年退職を前にした今の気持ち

先日、上司との面談がありました。

有給休暇がまだかなり残っていたので、退職までに消化させてもらえないか、自分から話をしました。仕事の引き継ぎもちょうど終わったところだったので、話は早く進み、今週いっぱい出勤したら、あとは有給休暇に入ることになりました。

定年退職することは、もちろん前から分かっていました。

それでも「今週いっぱい」と具体的に決まると、急に実感が増します。

「本当に会社員生活が終わるのだな」と。

引き継ぎを終えて、ホッとした。でも少し寂しい

心配していた仕事の引き継ぎは、無事に終わりました。

「あれは大丈夫か」「これは伝えておいた方がいいか」と気にしていたことも、一つずつ片付きました。会社に残すことは、もうほとんどありません。

まずはホッとしました。

でも、それと同時に少し寂しい気持ちもあります。

朝起きて会社へ行き、決まった時間に仕事をする。それが当たり前だった生活が、もうすぐ終わります。

長年続けてきた習慣がなくなるというのは、どんな感じなのでしょう。会社へ行かなくなった自分の生活を想像してみても、正直なところ、まだよく分かりません。

待ち望んでいた自由なのに、何も浮かばない

定年後は自由な時間が増えます。

通勤もありませんし、会社の時間に合わせる必要もありません。会社員として働いていたときは、そんな生活を待ち望んでいたはずでした。

だから、もっとワクワクすると思っていました。

旅行に行ったり、新しいことに挑戦したり、「あれもやりたい、これもやりたい」と次々に出てくる。そんな自分を勝手に想像していたのです。

ところが、いざその時間が目の前に来ると、

「何をやろう」

と考えても、なかなか浮かんできません。

これは自分でも少し意外でした。

自由になりたかったはずなのに、自由になったら何をするのかが分からない。

おそらく、まだ気持ちが会社員のままなのでしょう。長年続けてきた生活が終わったからといって、翌日から急に「第二の人生だ」と気持ちまで切り替わるものではないのかもしれません。

だから、今は無理に答えを出さなくてもいいかなと思っています。

まずは「やることリスト」を作ってみるつもりです。

行ってみたい場所、食べてみたいもの、家の中で気になっていたこと、勉強してみたいこと。会社員時代に「時間ができたらやろう」と思っていたことを、少しずつ思い出しながら書き出してみます。

書き始めたら、案外いろいろ出てくるかもしれません。

定年後、私は「主夫一年生」になります

もう一つ、大きな変化があります。

妻はまだ会社に勤めていますが、私は家にいるようになります。となれば、これからは私も家のことをやらなければいけません。

掃除や洗濯、買い物、それから食事。どこまでできるかは分かりませんし、最初から完璧にできるとも思っていません。

でも、妻が仕事へ行っているのに、自分だけ好きなことをして一日を過ごすのは、さすがに違う気がします。

これまで「定年後に何をしよう」と考えると、旅行や新しい挑戦のようなことばかり頭に浮かべていました。

でも、家のことをするのも、私にとっては新しい挑戦です。

「主夫一年生」。

そう考えると、少し楽しみになってきます。

誰も時間割を作ってくれない

定年後の生活で今一番気になっているのは、一日のリズムです。

会社員なら、会社が一日の時間割をある程度作ってくれます。朝起きて会社へ行き、決まった時間に仕事をして、仕事が終われば家に帰る。

これまでは、それが当たり前でした。

ところが定年後は、誰も時間割を作ってくれません。朝何時に起きるのかも、その日何をするのかも、自分で決めることになります。

待ち望んでいた自由なのですが、その自由さが少し怖くもあります。

テレビを見ていたら昼になり、スマホを見ていたら夕方になって、「今日も何もしなかったな」と一日が終わる。

そういう毎日にはしたくありません。

ただ、だからといって毎日予定をいっぱいにするのも、何か違う気がします。せっかく会社の時間から自由になるのですから、今度は自分で自分を予定に縛ってしまっては意味がありません。

では、どんな一日の過ごし方が自分に合っているのか。

これは、まだ分かりません。

有給休暇に入ったら、いろいろ試しながら自分なりの生活パターンを見つけていこうと思っています。

「残り少ない人生を失敗したくない」

定年後のことを考えていると、時々こんな気持ちになります。

「残り少ない人生を失敗したくない」

正直、そんな気持ちがあります。

せっかく自由な時間ができるのだから無駄にしたくない。健康でいたいし、妻と穏やかに暮らしたい。行きたいところにも行ってみたい。

でも、書きながら考えているうちに、分からなくなってきました。

そもそも、何が成功で、何が失敗なのでしょう。

毎日忙しく予定を入れて、あちこち出かけることが成功とも限りません。反対に、何もしない一日があったからといって、それが失敗というわけでもないはずです。

「残り少ない人生」と考えると、どうしても焦ります。

それなら「これから始まる人生」と考えてみる。

そうすると、少しだけ気持ちが変わります。

定年退職まで、あと少しです。

今週いっぱい会社へ行けば、そのあとは有給休暇に入ります。長年続けてきた「会社へ行く生活」から、誰も時間割を作ってくれない生活へ変わります。

主夫一年生にもなります。

「これから何をしよう」

この記事を書き始めたときも、書き終わろうとしている今も、まだ答えは出ていません。

まあ、それでもいいのでしょう。

まずは有給休暇、最初の一日をどう過ごすのか。

そこから始めてみます。

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