定年退職まで、あと8日になりました。
シルバーウイークの連休は雨続き。なかなか出かける予定が立てられませんでしたが、晴れ間があった日に、妻と六本木の国立新美術館へ行ってきました。

お目当ては、ルーヴル美術館展で見られるレオナルド・ダ・ヴィンチの《美しきフェロニエール》です。美術に興味があるのは、私より妻の方。私も、せっかく日本で見られるなら行ってみたいと思いました。
美術館もレストランも行列でした
午前11時ごろ美術館に着くと、入場待ちの列が外まで続いていました。聞けば2時間待ちとのこと。
「じゃあ、先に食事にしようか」
そう思って3階のポール・ボキューズへ行ったのですが、こちらもオープン前から100人くらい並んでいます。

美術館で並ぶか、レストランで並ぶか。結局、レストランで待つことにしました。
オープンすると、お客さんが順番に案内されて、列が少しずつ進んでいきます。私たちは30分ほど待ちましたが、途中で店の前の椅子に座れたので、思ったほど大変ではありませんでした。あれだけ大勢のお客さんを、慌てずに案内しているスタッフの方々にも感心しました。
特別メニューにもひかれましたが、今回はランチメニューに。牛ハラミ肉のグリエ、赤ワインソースをいただき、最後はクレーム・ブリュレです。


美術館に来たはずなのに、まずはランチをしっかり楽しんでしまいました。
食事のあとに戻ってみると

食事を終えて展覧会の入口へ戻ると、朝の列が半分くらいになっていました。今度は建物の中で待てます。外で2時間待つより、こちらにしてよかったかもしれません。
40分ほど待って、ようやく会場に入りました。
ダ・ヴィンチの作品だけでなく、彫刻や時計など、いろいろな作品が並んでいます。普段はなかなか見られないものばかりで、妻と見て回りました。
ただ、とにかく人が多い。近くで見たくても、思うように近づけない作品があったのは少し残念でした。

90分待って30秒。それなら横から見よう
いよいよ《美しきフェロニエール》のところへ来ました。
ところが、真正面から見るには、ここからさらに90分待ち。しかも正面にいられるのは30秒くらいだそうです。
「90分待って30秒か……」
私たちは、横から見られる方へ行くことにしました。真正面ではありませんが、こちらなら5分くらい、ゆっくり見ることができます。
まず目が行ったのは、女性の眼差しでした。じっと見ていると、こちらを見返されているような強さがあります。肌はなめらかで、色もきれいです。
500年以上前の絵なんですよね。目の前で見ていても、そんなに昔に描かれたものとは、なかなか思えませんでした。
正面から30秒見るのと、横から5分見るのと、どちらがよかったのかは分かりません。でも私たちは、こうしてゆっくり見られてよかったです。
妻が小学生のころに見た《モナ・リザ》
作品を見ながら、妻が昔の話をしてくれました。
50年以上前、《モナ・リザ》が日本に来たとき、妻は小学校を早退して見に行ったそうです。そのときのことを、今でもよく覚えていると言います。
小学生のころに見た絵の話を、こうして今、聞いている。妻にとっては、それほど強く残る出来事だったんですね。
今回の《美しきフェロニエール》にも、妻は圧倒されたと言っていました。私も、あの眼差しはしばらく忘れないと思います。
お目当ては売り切れでしたが
美術館を出てからは、六本木を歩いてHARBSへ。お目当てはミルクレープだったのですが、残念ながら売り切れでした。

そこで栗のクレープを注文して、ひと休み。

大きいなと思ったのに、クリームが軽くてペロリと食べられちゃいました。
朝から何度も並びましたが、ランチもおいしかったし、妻とゆっくり絵を見ることもできました。最後にケーキまで食べて、今日も楽しい一日でした。



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